越境と共創が未来を拓く──企業を変える「たすき掛けプロジェクト」の革新性

Integrating business and social careers by encouraging professionals to strategically blend core job responsibilities with impactful social contributions, thus broadening personal and organizational growth.


企業の垣根やセクターを超え、挑戦と応援がダイナミックに連鎖する──そんな新時代の人材・事業開発を実現する「たすき掛けプロジェクト」が注目を集めています。このプロジェクトは、従来の新卒一括採用に代わるオルタナティブを目指し、大手企業同士の経営トップ交流や社員同士のアイデア共有を軸に、社内外のチャレンジを積極的に後押しする斬新なイニシアティブとして誕生しました。

特にイノベーティブなのは、社員が社内外の垣根を飛び越え、自らの「好き」や意志に基づいて新たな事業や価値創造に挑める仕組みです。たとえば日本郵政グループでは、地域ベンチャー企業に自社の若手・中堅社員を2年単位で派遣し、現地で共創事業を生み出す「ローカル共創イニシアティブ」を導入。これにより、企業人材の社会的使命感と地域コミュニティの成長が同時に活性化されています。

また、NTTデータグループの事例では、「ビジネスキャリア」と「ソーシャルキャリア」を融合させる新しいキャリア観を提唱。ビジネスの実務経験とNPOやボランティア活動で培った社会貢献の実践知が循環し合う「統合キャリア」モデルが、個人も企業も豊かにする基盤として期待されています。

さらに、マネックスグループの事例からは、多様なキャリア変遷や異業種経験がイノベーションの原動力になることが示唆されました。組織の外に学びに出ることで得た視点や経験が、逆に企業内での変革や新規事業の創出に生かされています。

「たすき掛けプロジェクト」とその周辺事例は、企業という枠を超えて越境し、共創を促進することで、挑戦する人とそれを支える人が共に成長できる新たなエコシステムを生み出しています。これらの取り組みは、次世代の人材育成と地方創生、さらには社会全体のイノベーション推進に向けて、大きな可能性を提示していると言えるでしょう。

越境と共創が未来を拓く──企業を変える「たすき掛けプロジェクト」の革新性